〜 リウマチと白豆杉 〜　R7. 9月 いきいき通信

こんにちは。
まだ暑い日が続きますね。この季節は空気も乾燥し、のどの不調がおこりやすくなります。潤いが大切です。
ガンの補完医療として使われている「白豆杉」にリウマチに対する学術報告がたくさん発表されています。

今回はリウマチと白豆杉について考えてみましょう。

リウマチの原因

リウマチは免疫に関係する病気です。免疫はもともと外部から体内に侵入した異物(菌やウイルスなど)から体を守る働きをします。
しかし、何らかの原因でまちがった命令書が出され、自分自身の細胞や組織を異物と見なして攻撃してしまう。

要するに自分を敵とみなして戦ってしまうのです。現在大変多くなっている自己免疫疾患といわれる膠原病(こうげんびょう)の一種です。

この『まちがった命令書』の正体はサイトカインという物質です。
関節の炎症や痛みを引きおこす物質もサイトカインのせいです。

サイトカイン療法

最近では、サイトカインの働きを抑える薬も開発され、使用され始めています。
まちがった命令書を発行しないようにすればリウマチは治るはずです。
しかし残念ながら副作用が大きな壁となっています。重大な副作用としては結核や、肺炎、悪性リンパ腫の増多が報告されています。
リウマチ治療の基本は病気の進行をおさえること、痛みをとりのぞくことです。


リウマチの関節病変
正常な関節: 関節液は潤滑油、軟骨はクッションの役割をする。
リウマチの関節: 炎症により滑膜が厚くなって軟骨をおおい、骨や軟骨、靱帯が破壊される。

炎症を制御し、痛みを和らげる

副作用の心配がなく、有効性がある『白豆杉』は専門家からの注目もあり臨床試験も行われています。
臨床試験は財団法人化学療法研究所付属病院 リウマチ、アレルギーセンターで行われました。

結果、白豆杉には関節の炎症を抑制し、リウマチの疼痛緩和に効果があり、サイトカインを正常化することも明らかになりました。

日常生活に大きな影響を与えるリウマチ。パンフレットも用意しています。ご相談下さい。