中国医学漢方とは

中国医学漢方とはなんですか? と聞かれることがあります。
西洋医学は病人の病(やまい)を重視する医学ですが、漢方医学は病人の人を重視する医学です。つまり漢方医学は<同病異治>と言って同じ病気に異なる漢方薬を使うこともあり又、<異病同治>と言って違う病気に同じ漢方薬を使うこともあります。病(やまい)を治すのではなく人(ひと)を治そうと考えます。
もうひとつ中国医学漢方には特徴があります。それは未病先防(みびょうせんぽう)なる前に病気になる前にその対策をするという考え方です。 病院で不調を訴えても「どこも異常がない」と言われたこともあるでしょう。「私の体どうなっているの」と思われたこともあるでしょう。身体は小さな声を出しています。「悪くなりそうですよ」と。その小さな声をキャツチして身体を守っていきましょう。原因は分からなくても病気になるかもしれない不健康な身体の状態{未病)を見つけて手当てしましょう。漢方医学は3000年以上前から未病の対策を考えてきました。
 
  • 中国医学の鍼は最初、岩でした。
    たまたま岩にぶつかった人が体調がよくなった。ここに体をぶつけると元気になる(運が良ければ)と学んだのです。そのうちに頭が痛いときはここ、腹が痛いときはここと学んでいったと考えられます。
    ここで祖先は2つのことを学びました。1つは岩の先端が治療効果を持つこと、もう1つはぶつける体の場所です。そのうち石や金属の鍼に変わり、特定の部位を刺激するようになり、ツボと呼ばれるようになりました。
    この話は1つの仮説ですが考古学の立場から医療のあけぼのを探っている学者たちは、このような偶然の蓄積が、先史時代の素朴な医療を生み出していったのだろうと考えています。
  • 薬草は食べ物から発見された。
    「薬」という漢字はくさかんむりに「楽」という形です。「楽な草」なのです。
    これこそ薬のルーツでしょう。太古の人類の営みの中で、最大の関心ごとであった「食べること」から生まれました。人類はいろいろな植物を食べてみて、偶然に治療効果のある植物を発見していったのです。
    たとえば、太古のある人が頭痛になり、日常でいろいろな食物を食べているうちに、ある草を食べた時頭痛が少し軽くなった。続けて食べていたら、みごと頭痛が無くなり非常に楽になりました。これはなにより「楽しい草」ではないでしょうか。
    このような経験を約4000年前から伝承していきました。 ところが、その後同じ薬草を使っても効果の出ないときがある。頭痛にも風邪の頭痛、外傷の頭痛、片頭痛等の違いが出てきました。そうなるとこのような「対症療法」は成り立たなくなります。漢方医学は次の時代に入りました。
  • 治療のための分析の始まり。
    漢方医学が確立したのは2000年も前からです。その頃「黄帝内経」という医学の為の哲学入門書ができました。この著作は人々に分析いう方法論を教えるところから始まっています。
    「みなさま、この世界をよく観察してください。天から地までいろいろなものがありますが、その中にはある共通性がありますよ」から始まっています。たとえば天には太陽と月がありますが、太陽は温かく月は冷たい、季節も夏温かく冬は冷たい。酒を飲むと温かくなるが鳥龍茶はからだを冷やす、すべて大きく2つに分類できます、それが「寒」と「熱」です。きゅうりは「寒」。しょうがは「熱」。白菜は「寒」。ニンニクは「熱」。豚肉は「寒」。牛肉は「熱」などなど。
    このようにいろいろな学説の総合で中国漢方は素晴らしい学問になりました。
※書籍 漢方/中高年の漢方 より一部抜粋
     

このような症状でお悩みではありませんか?

女性の更年期

女性はある年齢になると、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の量が減ってきます。これにより自律神経を主る脳の中枢に影響を与え、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れ自律神経失調症をを引き起こします。
たとえば顔のほてりや、発汗、冷え、イライラ、不安感などです。これを漢方では主に<肝><腎><心>の働きの異常と考えます。
<肝>は血の貯蔵庫であり全身の気を運行させ、さらに精神状態を安定させるという働きがあります。
<腎>はホルモンの分泌やバランスうを保つ働きがあります。
<心>は神明を主る(精神の働きを統括する)働きがあります。 この肝、腎、心、の働きを正常にすると症状の多くは消えていきます。まず肝血を補い調経作用のある当帰を中心とした漢方を使います。イライラや不安感が強いときは神経の高ぶりを鎮める知母、黄柏等の入った漢方もよいでしょう。

肩こり

筋肉が硬く固まってしまう肩こりは冷えやストレスが原因の場合が多いようです。
ストレスによって自律神経が乱れ、緊張させる交感神経が異常に働くと血管も収縮し血行が悪くなります。それによりますます筋肉の緊張が強まって、肩こりがひどくなるのです。血行が悪くなれば冷えも加わってきて悪化させます。
漢方ではまず血行を改善させる漢方を使います、丹参を中心とした漢方薬で血行を改善していくのが早道でしょう。その上で体質や肩こりの起きている部位によって漢方薬を使い分ける場合もあります。

頭痛

頭痛には緊張型頭痛と片頭痛があります。
緊張型頭痛は筋肉のコリやストレスによると考えられます。
片頭痛はズキンズキンと拍動するような痛みがあり頭全体の起こります。これは血管の周囲が炎症を起こしたり血管が異常なほど拡張していることが考えられます。
風邪による頭痛、冷えから来る頭痛原因により漢方薬は変わってきます。

疲れ目

疲れ目という症状は目の筋肉の疲労です。パソコンやテレビの画面に集中したりして眼球を動かさない状態が長く続くと目を支える筋肉が緊張したままになり、血行が悪くなり疲れてくるのです。
漢方では<目>と<肝>の働きは密接に関係があり<肝>の働きが滞ると十分な血液が目に送られなくなり、疲れ目や目の他のトラブルも起こると考えます。
<肝>の働きを良くするには薬草の中でも<明目>効果のある枸杞子や菊花を主とした漢方薬がお勧めです。

慢性疲労

慢性疲労は病気ではないけれど、つらい症状がいろいろ起こります。何度検査してもどこも異常はないのに、さまざまな症状が繰り返し起こってきます。これは主にエネルギー不足の状態で脾気虚と思われます。
脾は消化器系全般をいい、気や血の原料となる栄養を食物からとりこむところです。脾気虚の状態では生きていくためのエネルギーがとれず気や血が不足してますから脾気を補う漢方薬を使います。
人参、白朮、黄耆等を使用した漢方がよいでしょう、また脾から余分な水分を除去する香附子、縮砂を加えた漢方薬もお勧めです。

肥満

肥満の中でも、食べてなくても太ってしまうという体質は<気虚>が原因となっていることが多く見られます。
気虚とは体に必要な気(エネルギー)が不足している状態です。気の不足により新陳代謝が悪くなり体内に余分な水分や脂肪がたまったままになっています。食べ物がしっかり吸収できず栄養を全身に運べません。その為疲れやすく体力がなく、食後眠い、むくむ、等の症状が出やすくなります。
まずは、胃腸の働きを改善させてエネルギーを作りましょう。気をつくる黄耆、陳皮などが入った漢方薬で気を補います。
また、肥満の方は血行が悪くなりやすいので、血行を改善する田七や党参を使った漢方薬も効果的です。
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