漢方美人 〜 R6. 3月 いきいき通信〜

今「漢方美人」という言葉が流行っています。
漢方を使って美しい髪と肌をつくりたいというお尋ねが大変増えています。
今回はどうすれば美しくなれるかを生物学者の「福岡伸一先生」の言葉を借りて考えてみましょう。

美しい肌

美しい肌を手に入れるには

「肌の調子が悪いのは何かが不足しているからだ」私たちはしばしばこの様な欠乏の強迫観念にとらわれます。
最近よくコラーゲン、ヒアルロン酸と耳にします。
コラーゲンは細胞と細胞の隙間を満たすクッションの役割を果たす重要なたんぱく質で、肌の張りはコラーゲンが支えていると言ってよい。
ならばコラーゲンを食べ物としてサプリとして外部から摂取すれば衰えがちな肌の張りを取り戻すことができるだろうか。

答えは端的に否である。
口から摂取されたコラーゲンは消化管内で消化酵素の働きによりばらばらのアミノ酸に消化され吸収される。
コラーゲンは効率よく消化されないたんぱく質で、吸収されなかった残りは排泄される。
一方吸収されたアミノ酸は血液に乗って全身に散らばっていく。そこで新しいたんぱく質の合成材料になる。
しかし、コラーゲン由来のアミノ酸は必ずしも体内のコラーゲンの材料とはならない。むしろほとんどコラーゲンにはならないといってよい。
もし皮膚がコラーゲンをつくりたい時は皮膚の細胞が血液中のアミノ酸を取り込んで必要量を合成するだけ。
コラーゲンあるいはそれを低分子化したものを幾ら摂ってもそれは体内のコラーゲンを補給することにはなりえない。

又関節が痛いからと言って軟骨成分であるコンドロイチンやヒアルロン酸を摂っても口から入ったものがそのままダイレクトに身体の一部にとってかわることはない。
構成単位まで分解されるか下手をすれば排泄される。ついでに言うとコラーゲン、ヒアルロン酸が皮膚から吸収されることはありえない。
分子生物学者の私(福岡先生)としては「コラーゲン配合」と言われても「だから、どうしたの」としか言えない。

以上「福岡伸一先生」動的平行より引用

では私たちはどうすればいいのでしょうか

現在たくさんの情報、商品で心動かされ、惑わされますが、本当に体に必要な事をコツコツしていけば肌、髪のことだけでなく身体も健康になると思います。
お肌は体の中を映す鏡です。

いきいき通信3月号
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