毛細血管 〜 R5. 9月 いきいき通信〜

こんにちは。まだまだ暑い日が続きます。

今回は血の滞りのお血（おけつ）のキーワードである毛細血管について考えてみましょう。

毛細血管

私達の体の中には太さ6マイクロメートル（0.006ミリメートル）という目には見えない毛細血管が無数に張り巡らされていて、ひとつひとつの細胞に栄養分を与え、老廃物を受け取る役割を果たしています。

ある節によると毛細血管の数は130億本。これをつなげると10万㎞もの長さになります。
地球の円周が4万キロ、地球の2周半の長さということです。

人の細胞の数が60兆個と言われます。世界の人口の1万倍です。
一人の人間の60兆個の細胞に栄養を与え老廃物を取り除くには肉眼では見えない130億本の毛細血管がいるのですね。

しかし、一般に血管というと動脈静脈といった太い血管を思い浮かべますね。
心筋梗塞も脳血管障害も致命傷になるのは太い血管です。

でも中医学では細い血管が大切と考えます。太い血管に栄養を送るのは周囲の毛細血管だからです。
それで舌を見る「舌診」があるのです。
　

毛細血管の血流を観察できます

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