目について 〜 R5. 8月 いきいき通信〜

こんにちは
毎日暑い日が続きます。

今回は目について考えてみましょう。
現代ではスマホやパソコン等の液晶画面に長時間接することが日常となって、大人だけではなく子供も眼精疲労等、眼病のリスクにさらされる時代となっていますね。
眼の病気は一度発症してしまうと症状は改善できても視力を回復する方法はほとんどありません。眼病は予防がとても大切だと思います。

健康な目

中医学からみた体のしくみ

中医学では「肝、心、脾、肺、腎」を五臓といい、その器官を含めた働きを意味し互いに助け合いコントロールして気、血、津液(水)の生成、貯蔵、流通を行っていると考えています。

目は内臓の鏡

中医学では目は五臓の働きや、精気の状態が現れる場所で五臓や精気が充実していれば物が良く見えると考えます。
また、目は肝の子供というように考えます。肝は経絡(気と血の通り道)によって目とつながり肝の働きに異変が起こると目にも影響が現れます。

肝の働きには
①全身の気を巡らせて精神状態を安定させる。
②血を貯蔵して必要に応じてほかの臓器や器官に分配する働きがあります。

気を巡らせて目を涼やかに

肝は気を体中に巡らせ血と津液(水)のコントロールをしています。
肝は伸びやかな状態を好みストレスをうけると気、血が滞ります。たまった気は熱となり頭まで上昇しイライラと怒りっぽくなり頭痛、目の充血、かゆみなどが起こります。

目の健康は豊かな血から

肝に蓄えられた肝血は経絡を通して目に栄養を与え目を潤し保護しています。肝血が不足すると眼精疲労、ドライアイ、かすみ目などの症状が起こります。

 

いきいき通信8月号

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