肝の働き　〜R3 3月いきいき通信〜

こんにちは。少しずつ春の香りがしてきました。
春は｢肝」が弱りやすく、イライラ、無気力、心の病気が多くなる季節です。

肝の働き

① 肝は全身の気を運行させ、さらに精神状態を安定させます。
② 肝は血の貯蔵庫
③ 肝は目の働きを維持し肝の病変は目に現れます。
④ 肝は目の働きを維持し、肝の病変は目にあわられます。

気がきちんと流れると血も流れ肝も元気になって、気や血もますます流れるようになっていきます。

その為には身体をのびやかにして気持ちよく過ごすことが大切です。
又食べ物の味（性味）では「酸」（すっぱいもの）が肝を元気にする味です。それで肝の漢方には酸味の薬草が多く用いられます。
すっぱいものは食べると口が縮み、ぐっと引きしめる作用があります。
食べ物の代表は梅干しです。朝梅干しを食べるのは「さあ、今日一日頑張ろう」という意味と昔から伝えられています。

肝によい食べ物

にんにく、キャベツ、カキ、しじみ、納豆、豆腐、枝豆、枸子の実、レバー、ゴーヤ、セロリ、ホウレンソウ、かぼちゃ、ニンジン、山芋

香りも気を滞りなく巡らす為にとても効果的です。ゆっくり、香りを楽しむ習慣をつけ薬草入浴剤でお風呂に入ると気が流れやすくなります。
もちろん、漢方茶を飲むときにもすぐ飲みこまず、香りを胸いっぱいに入れて服用してください。

◎漢方薬を飲むとき、粉を湯に溶いて飲んでいただいたほうが効果が出ますよ、と、いうのは芳香成分が入っているとき、香りにもとても効果があるからです。

春に出やすい症状

肝臓病、糖尿病、痔、情緒不安定、疲れ目、不眠、お腹の張り、高脂血症、胆石。

肝のことで気になる方は、お気軽にご相談ください。
　
　

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