「脾」と「胃」〜R3 9月いきいき通信〜

こんにちは。
少しずつ涼しくなり過ごしやすくなってきました。
この季節の変わり目は土用といい、今月は夏から秋へと変化する時です。

この時期弱りやすく注意しなければいけない体の働きは「脾」と「胃」です。

土用は「脾」と「胃」に影響を与えるのです。「脾」と「胃」を大切にして、又丈夫にして寒い冬を乗り越えるのです。
「脾」と「胃」の働きは似ていて、共同で消化された飲食物から栄養分をつくりだし全身に送っています。

　
　

「脾」の主な働き

• 「胃」の主な働き
• 消化吸収を支配する

「脾」の機能が低下すると…

• 食欲不振
• 胃がもたれる
• 食後にきつい
• 軟便
• 下痢

　

「胃」の主な働き

• 消化機能を担当し脾と一対になって働く
• 飲食物を消化する

「胃」の機能が低下すると

• 上腹部が張る
• 悪心
• 嘔吐
• 食欲不振

　
　

脾が弱ると…

脾は飲食物を運び栄養に変え、体液をその栄養素とともに、全身に運搬する働きを持っています。
脾が弱ると栄養や体液が停滞して消化不良や食欲不振、浮腫み等の症状が現れ、また気の作用も低下するので出血に関わる症状が現れます。
というのも「脾」の「気」には統血作用という血をもれさせない作用があります。
不正出血や、ひどい方では脳内出血にも関係しています。
　

胃腸（脾）トラブルチェック

【顔症状】

顔が黄色っぽい
吹き出物、湿疹、口内炎が出来やすい
敏感肌
たるみ。浮腫みが出やすい
口が臭い
口が乾きやすい
歯茎の腫れ
舌の周囲に歯型がつく
舌が白い、又は赤い
舌苔が白く厚い

【自覚症状】

食欲がない
下痢をしやすい
うち身のアザが出来やすい
月経が長引く
筋肉が弱い
やせすぎ
水太り
立ちくらみ
むかつき
貧血

　

土用の食養生

基本的に甘みのあるものとされてますが、もちろん摂りすぎはよくありません。

なつめ。牛肉。もも。とうもろこし。こんにゃく。ブドウ。うなぎ。白菜。シジミ。