自立神経のバランス　〜R3 5月いきいき通信〜

伸光漢方堂も福岡に移転して５年目に入りました。
お友達もたくさん増えいろいろなことを勉強させていただいてます。又熊本阿蘇のお客様にはご不便をかけているにも関わらずずっと支えていただき誠にありがとうございます。

今月は免疫のバランスを整えるのに腸も大切ですが、腸に影響を与える自律神経について考えてみましょう。

神経には２つあります。

① 運動神経

腕を動かしたり歩いたり自分で動かせる神経

② 自律神経

心臓を動かしたり、胃に入った食べ物を細かくしたり、体をコントロールする神経で私たちが自分の意思で思うままに出来ない神経です。

と言うことは…
体の神経系自体が誰に言われるのでもなく自ら体をコントロールしてくれてるということです。だから、私たちは生きていけるのです。　　

又、この自律神経は２つに分けられます。
①交感神経
②副交感神経
車で言うとアクセルとブレーキです。
普通起きているとき｛朝、昼）はアクセルを踏み、寝るとき｛夜）はブレーキを踏むように、体が自分で調節してくれるのです。

と言うことは…
心がアクティブであれば交感神経が働き、心がリラックスであれば副交感神経が働きます。
このように心と体は一つなのです。

ところがストレスや心配事で心が乱れると体もバランスを崩すのです。これが自律神経失調症と言われ、血圧が高くなる、不眠、無気力、疲れやすいなど体すべての働きに影響を与えてしまいます。
漢方で言うと、気の乱れとなり「血」「津液」のバランスが保たれない結果となります。

現代ではリラックスすることが難しくなり、どんなに心が痛んでもストレスという大きな石が体に乗りかかってきます。
漢方で気を整えたり、気を補ったり、巡らせたりすることも一つの方法と思います。