〜 免疫のアクセルとブレーキ ノーベル賞が照らす希望の光〜 〜 R7. 11月 いきいき通信

こんにちは🌰
日ごとに寒さが増してきました。手足の冷えや疲れを感じる方が増えています。

先日今年のノーベル賞受賞者の発表がありましたね。
日本人も2人受賞されて素晴らしいことです。


坂口志文先生の研究 「Tレグ細胞」

一人目の大阪大学の坂口志文先生の研究は私たちの身近にある病気、例えばアレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎しいては、リウマチ、1型糖尿病、癌、自己免疫疾患に希望の光を与えてくれる発見でした。
免疫は私たちの体をウイルス、細菌などから守る働き

免疫は私たちの体をウイルス、細菌などから守る働きです。
一方ではこれが働きすぎて自分を攻撃しないようにする免疫寛容(自分を守りつつ自分を攻撃しないようにする仕組み)も必要で、普通はこの攻撃する免疫(アクセル)と攻撃をセーブする免疫(ブレーキ)が備わっています。

しかし、このブレーキのメカニズムが分かっていませんでした。
今回の受賞者坂口先生はこのブレーキの「Tレグ細胞」を分子レベル、細胞レベルで明らかにしてくれました。

その発見と解析が癌、自己免疫疾患、アレルギー等免疫バランスが崩れて起こる病気を理解治療するうえで非常に重要な基礎となるということです。

それに先立ち坂口先生は腸内細菌のクロストリジウム菌のある種がブレーキ役の免疫細胞と関係している。

この発見で2014年に医学に対して大きな貢献をした研究者に送られる「ガードナー国際賞」も受賞されています。

腸内細菌のクロストリジウム菌は他の菌のように食べ物のかけらに取りつくと、それを分解してメッセージ物質を盛んに放出します。
これは「司令官」役の免疫細胞に「落ち着いて」というメッセージを伝える役割を担っています。
「司令官」役の免疫細胞がクロストリジウム菌からのメッセージを受け取ると、次々にブレーキの免疫に変身します。

人間にとって異物の「腸内細菌」が私 たちの免疫細胞に「落ち着いて!」と語りかけているのです。

人間の体は不思議がいっぱいです。

いきいき通信11月号

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