便秘

便秘の定義

① 毎日出ないというより不快感を伴えば便秘
② 通常３〰4日以上便が出ない人
③ 便意はあるが排便後に不快感
④ 毎日出るがちょっとしか出ない

便秘には必ず原因があります

大きく分けると3つに分けられます。
・体にとって不必要なものがある方。
・体にとって必要なものが不足している方。
・両方の方。　
　
もちろん便秘は腸と大きな関係があります。

要は腸の中の水気が不足すると便秘になります。
口の中には唾液、目には涙液、鼻にも鼻水、潤す為のものです。よって腸の水分が不足すると便秘という形で表れてくるのです。

それから腸の蠕動運動の力の不足。
食べた物を胃から小腸、大腸、肛門に押し出す力。その力が不足するタイプの方は気虚（エネルギー不足）が原因です。
気や血の流れが悪くなり、腸に栄養や水気が不足してしたり停滞が起こっても便秘になります。
　
冷え症がひどくても便秘になりやすくなります。
腸が温まらず気、血、水、全ての動きが停滞します。冷え症と感じなくても内臓が冷えてる場合もあり。
便秘と下痢が交互に現れたりします。要は温める力が不足(陽虚）しているのです。又血の停滞（お血）でも便秘が起こりやすくなります。

一般に下剤として使う漢方は大黄甘草湯と麻子仁丸です。
大変大事なことは、下剤を使うということは、体の中から水分をどんどん失い、体から熱をどんどん取っていくということです。ですから衰弱に結びつくことも充分考えられます。

便秘薬は体に最適なものを選び原因を見つけ改善することが大切です。
麻子仁丸という漢方は麻子仁という麻科の植物の種子で油が大切です。よって必ず丸剤として使うことをお勧めします。
少し注意していただきたいのは麻子仁丸を使う目安はベタベタした便ではなくコロコロした兎便の方が適しています。又強い分類に入りますので体力のない方やご年配の方は注意して使うか、大黄甘草湯のようなやさしい漢方で量を調節しながら使っていただいたほうが良いでしょう。
体力を失うことは避けるべきです。

便秘が起こる陰には気、血、水の不足や停滞などで未病(病気でもないが健康でもない）がある可能性は否めなせん。
気、血、水がどのようにバランスを崩しているか、なぜ崩れたか、原因をきちんと見定めれば、未病を取り除けます、その結果自然に便秘も改善していきます。
たかが便秘と考えず大切な体からのサインと思ってください。

便秘のご相談は伸光漢方堂までお気軽にご相談ください

便秘はそれぞれの体質や状況などから原因を見つけ、その方に合った対処をすることが大切です。
当漢方薬局では、元気でいきいきとした生活を送っていただけるよう、お客様の症状、ライフスタイルなど伺いながらカウンセリングとご提案をさせて頂きます。
カウンセリングご希望の方は、ご予約をいただければお待ちいただくことなくスムーズにご案内することが出来ます。
できる限りご予約の上、ご来店ください。無理な売り込みも一切ございませんので、ご安心ください。